自動車保険の免責って何?

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この記事の所要時間: 335

 自動車保険における免責とは「保険会社としての責任を免れる」ということで、2つの理由があります。「契約者側の過失や自然災害などによる免責」と「契約者が自分で損害分を設定し、その金額分の免責」です。

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契約者側の過失や自然災害などによる免責

 故意による事故や飲酒運転などの運転者の過失がこれにあたります。飲酒運転、麻薬使用、無免許運転など正常な運転ができない状態での事故なども該当します。規定以上のアルコールを摂取して車を運転していて事故を起こした場合、この事故によって引き起こされた全ての損害に対して保険金は一円も下りませんし、盗難など契約車両の所有者の許可のない状態での事故も当てはまります。

 保険証券に記載された被保険者(記名被保険者)?つまり本人、被保険自動車を運転中の者、その父母、配偶者、子、被保険者の父母、配偶者、子。そして被保険者の業務に従事中の使用人も対人賠償に該当しません。同じように対物でも、本人や家族の所有物などには保険金は支払われません。

 また地震、戦争、暴動などによる予測不能なハイリスクな事象による事故が挙げられます。これらも約款にある「保険金を支払えない場合」に該当します。その他、自動車から取り外されている付属品の損害・輸送中の損害・タイヤのパンクなどと言った損傷も免責事由に当たります。

 これらの免責事由は約款に詳しく掲載されているので確認をして下さい。しかし、上記の免責は運転者側に関するもので、他人に対する対人賠償、対物賠償は当てはまらない場合もあります。

契約者が自分で損害分を設定し、その金額分の免責

 車両保険、対物賠償保険に設定することが可能であり、対物賠償の免責は事故の多い人に対し、保険会社が設定するケースが多いようです。車両保険の免責金額の設定は一般的でよく知らています。

 契約時に設定する車両保険の免責金額では、金額は「事故1回目5万円-2回目10万円」「事故1回目10万円-2回目10万円」といった具合に2段階に分かれています。車両保険の免責金額は設定する額が大きくなるほど保険会社のリスクが小さくなります。リスクが小さくなれば、保険料が安くなるしくみです。保険会社は軽微な事故への対応の負担が軽くなり、コストダウンになり、契約者は保険料が抑えられるというメリットがあります。

なお、車同士の事故の場合で相手にも相応の過失があった場合、相手の過失分の支払いは免責分に充当されます。ただし、単独事故の場合は免責の設定分は100%自己負担になります。

各種特約によって自己負担額(免責金額)の範囲を少なくするものもあります。

オールリスク免責ゼロ特約

 車両保険の自己負担額(免責金額)をゼロにする特約のことで、この特約を付加していれば、事故の種類にかかわらず、保険金支払の際に発生する自己負担金(免責金額)を保険期間内の数回、免除(0円)にすることができるのです(通常は1回目の事故に限る)。一般的に車両保険に加入する場合は5万円・10万円など「1回目の事故」「2回目以降の事故」を起こしてしまった場合の修理負担額(免責金額)を設定していますので、事故を起こしてしまった場合には少なからず自己負担額が生じてしまいます。そこでこのオールリスク免責ゼロ特約を付けていれば、修理費などの自己負担額をゼロにすることができるのです。

 もちろんその分、保険料は割高になりますし、「1回目の事故に限る」「2回目以降の事故でも適用する」など、保険会社(損保)によっても内容が異なりますので事前に確認しておくことが必要です。

車対車免責ゼロ特約

 
 他人の車との衝突・接触事故を起こした場合に、車両保険の免責金額を“ゼロ”にすることができる特約のことで、保険会社(損保)によっても異なりますが、1回目の事故のみ補償される場合と、2回目以降の事故でも補償される場合があります。

 この車対車免責ゼロ特約を付けておけば、車対車の事故に限り、小額の修理費なども補償され、保険金が支払われます。この車対車免責ゼロ特約が補償されるのは相手が確定できている場合のみですので、当て逃げなどで、相手が特定されていない場合は補償されません。

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