プラグインハイブリッドの値引きや補助金を比較(プリウスPHV・アウトランダーPHEV)

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この記事の所要時間: 77

 現在PHV(プラグインハイブリッド)を国内で一般ユーザー向けに市販している国内車は、この「プリウスPHV」と三菱のクロスオーバーSUVの「アウトランダーPHEV」の2車のみです。ホンダの「アコードPHV」は法人向けリースなどに特化しており、一般ユーザーが購入する事が出来ません。他には輸入車の一部に存在しますが、国産車では2車種のみとなります。値引き比較を行う上で、もう一車種、EVとして市販されている日産の「リーフ」も含めて検証してみたいと思います。

 PHVにしてもEVでも、同じように充電設備が必要となります。そのための費用や、自治体ごとに異なる補助金施策を考慮する必要がありますが、「プリウスPHV」「アウトランダーPHEV」「リーフ」各車種同様と見て、新車値引きを検証する今回は触れていませんのでご了承下さい。

値引きと補助金比較表

プリウスPHV アウトランダー PHEV リーフ
車両価格 (円) 2,945,314~ 3,596,400~ 2,738,800~
*クリーンエネルギー(CEV) 補助金(円) 120,000 290,000 270,000
JC08モード 燃費率 (㎞/L) 31.6 20.2
EV走行距離(㎞) 26.4 60.8 228
値引き予想額(万円) 15~20 18~22 20~23
リセールバリュー (A・B・C) B B A
発売年月日 2012年1月 追加設定 2012年12月 追加設定 2010年12月 NEW 
最新MC時期 2015年7月 2012年11月
最終変更時期 2015年6月 一部改良 2015年3月 値下げ
同クラス人気度 (A・B・C・D・E) B B C

トヨタ プリウスPHV

アウトランダーだけではなくリーフも競合
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(写真はプリウス)

 2012年にハイブリッド車の「プリウス」シリーズに追加設定された「プリウスPHV」は、EV走行換算距離は26.4km、プラグインハイブリッド燃料消費率は61.0km/L、JC08モード燃費率は31.6km/Lを実現し、次世代クリーンエネルギー車としてCEV補助金支給対象車となっています。

 次期モデルの登場が現実を帯びてきた「プリウス」ですが、3年遅れで発売された「プリウスPHV」については、併売される可能が高いと思われます。なのでモデル末期特有のセール価格も期待出来ません。
発売当初はディーラーではクリーンエネルギー車としてのCEV補助金を持ち出し、値引きゼロで交渉を勧めるケースがほとんどとされていました。しかし、それは国からの補助金であり、ディーラーが同車を販売するために利益を削った努力とは根本的に異なります。補助金の話は制度の説明として拝聴し、値引きの話とは切り離しましょう。

 それにしても値引きは「プリウス」よりも厳しく、PHV普及のための戦略的価格でディーラーの利益が少ないといわれていますが、PHVとしてのスペックも高く、3列シートも備える「アウトランダーPHEV」の存在は大きく、またEVの日産「リーフ」が大幅値下げでグレードによっては「プリウスPHV」よりも安い価格になった現状もあり、ある程度の値引きは可能。オプションの値引きを含めれば20万円程度は引き出せそうです。

プリウスPHV保険料と新車値引き

アウトランダーPHEV

敵はプリウスとクロスオーバーSUV
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 マイナーチェンジで新フロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を基にフロントデザインを全面刷新した「アウトランダー」。割高感のあるプラグインハイブリッド車ですが、ガソリン車の最上級機種との車両価格の差は30万円ほど。これだと、クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金 (上限29万円)を考慮すると意外にも2.4L車とほぼ変わらない価格になります。

 「プリウスPHV」と異なるのはクロスオーバーSUVというクラスであることがあります。他車ライバルには多数のハイブリッド車や、同じく補助金対象のクリーンディーゼルエンジンを採用するマツダの「CX-5」など、「アウトランダーPHEV」の売り物である環境性能が必ずしもリードできるとは限らない激戦区であるからです。

 価格的にもまだ割高感があり、充電設備などユーザーにとってはわずらわしい特殊性も見逃せません。値引きが不満ならばハイブリッド車をという選択肢のある「プリウスPHV」とは異なり、他にはガソリン車しかない「アウトランダー」にとしては値引きできないとは言えないのです。

日産リーフ

値下げは値下げ。値引きは別物

 上記PHVと根本的に異なる機構の「リーフ」の値引きの事情は、やはり根本的に異なるようです。発売時期も古いと言うこともありますが、日産が想定したよりもかなり販売台数が伸びず、それでも多くを売ることが使命づけられているからです。価格の近い「プリウスPHV」も検討していることを伝えれば、値引きは柔軟に対応してもらえます。
また、異なるディラー同士の競合も可能。他車種のように顧客に勧めることが難しい車種だけに、「リーフ」を指名してくる新規客は是非とも成約に持ち込みたいでしょう。

 2015年3月な大幅値下げをしたため、「以前と比べてこんなにお得になりました。」という営業トークがさも値引きした様に聞こえますが、これは値引きではありませんのであしからず。

普及には魅力的な車種が必要

 ライバルが少ないので非常に値引きが難しい車種ですが、PHVにこだわらずにハイブリッド車などを上手にライバルに仕立ててみましょう。PHVとEVはメーカーも行政も強力に推進しているのですが、思うように普及していないのが現状です。最大の要因はその販売価格ですが、メーカーの努力の結果かなり手の届く機種も出てきました。
そして、既存のガソリン車も高額な車種が多くなったために特別に高いと言うこともありません。しかし、従来の機種に追加設定するという手法では、今まで以上の拡販は難しいでしょう。PHV専用車のどの魅力的な車種の投入が必要です。

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