軽量クロスオーバSUVの値引き比較(イグニス・ハスラー・キャストアクティバ)

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 低燃費性能と力強い走りを実現させたクロスオーバSUVの「イグニス」は、これまで国内では手つかずだった1.2Lのコンパクトサイズに登場しました。

最も大きな特徴は登録乗用車でありながらも最も低価格で手に入るクロスオーバSUVであるということではないでしょうか。

この軽自動車並みの130万円台からというエントリー価格は、クロスオーバSUVの入門編ということに限らず、軽自動車からの乗り換え需要や、車を初めて所有する方にとっても選びやすい価格であり、さらに車離れとされる若者にも興味を持つ魅力にもなりえます。

 そこで、2016年1月に発表(発売は2月18日)された「イグニス」と、購入時に検討されるであろう同価格帯のライバルを、値引きとコストパフォーマンスを中心に比較してみました。

軽量クロスオーバSUVの値引き比較表

イグニス ハスラー キャストアクティバ
車両価格(円) 1,382,400
~1,875,960
1,078,920
~1,844,640
1,220,400
~1,647,000
JC08モード燃費
(㎞/L)
25.4~28.8 24.2~32.0 25.0~30.0
値引き予想額
(万円)
10~12 10~13 8~12
リセールバリュー
(A~C)
B A A
発売年月日 2016年1月 2014年1月 2015年8月
最終変更時期 2015年12月一部改良
同クラス人気度
(A~E)
B A B

スズキ イグニス

コストパフォーマンスは軽クロスオーバーSUV以上

イグニス

 発表されたとは言え発売は2月18日からです。

これを見て頂いている時点ではすでに発売されていると思いますが、それでも正式発売直後と思われます。

したがって値引き交渉をしてもあまり期待は出来ません。

しかし、これからはディーラーもメーカーも決算に合わせて3月中までの登録に全力をあげる時期になるので、交渉にはまたとないチャンスとなります。

 小型車の販売比率をアップさせたいスズキとしても「イグニス」は重点車種となるので、メーカーもTVCMでは「イグニス」オンリーの体制。

販売店サイドも軽自動車以上に利益の見込める「イグニス」は、軽自動車そっちのけで一押しの状況です。

そんな中、せっかく来店してくれた見込み客に「値引きは出来ません」とはいきません。

 新型車が発売されると、販売対策費としてディーラーは下取り車の査定アップ分や値引きの補助がメーカーから受けられます。

これにより多少の値引き分はディーラーの負担にならずにすみます。

しかし、新型車の販売台数増を求められるため、ディーラーは一律に決められた値引き金額を本社負担とし、営業店の利益を損ねないような対策を施します。

ユーザーにとっては下取りがあれば事実上10万円、なくても5万円ほどは値引かれる結果になります。

ですから新型だから値引き出来ないという事態にはなりません。

イグニスのコストパフォーマンス

 コストパフォーマンスということでは「イグニス」はどうでしょうか。

コストの部分は比較的低価格であり、28.8km/Lの低燃費性能ということで、満足のいくレベルであると言えます。

問題はパフォーマンスにおいて動力性能と居住性のどちらに重点を置くかでしょう。

動力性能においてはマイルドハイブリッドを装備しても1.2Lの排気量ではパワフルとは言えないものの、軽自動車並みかそれ以下の軽量ボディのために期待を裏切らない走りを見せるはずです。

 居住性能においては、軽自動車より短いホイールベース(対キャスト比マイナス20㎜)、であるために「ソリオ」の様な室内は期待出来ませんが、「アルト」似の外観から予想するほど狭くはないでしょう。

イグニスの安全性

 「イグニス」は安全性も手を抜いていません。

2つのカメラを使う自動ブレーキは歩行者まで検知が可能になっています。

十分な動力性能を持ちながら、28.8km/Lの優れた低燃費を実現。

コンパクトカーとしての室内スペースも確保し、小さな車体ながらも最新の安全装備も設定。

さらにエンターティメントシステムは「アップルカープレイ」。

これらフル装備であっても、162万円台に収まるのはコストパフォーマンスの非常に高い車種と言えるでしょう。

ハスラーとキャストアクティバ

初めての軽クロスオーバーSUV対決のさなか、強敵イグニス出現!

ハスラー

 「ハスラー」の値引きは「イグニス」と同程度が可能と見られますが、ターボチャージャー装備の4WD車などの上級車種は「イグニス」と完全に同価格帯に入り、燃費性能もかなり肉薄しているので、軽自動車ならではのコストパフォーマンスも影が薄れ、非力さだけが浮彫りになってしまいます。

ただし、室内空間の広さは軽トールワゴンの真骨頂で、ホイールベースの変わらない「イグニス」程度のコンパクトカーにはまけていません。

 「イグニス」の販売により最も影響を受けるのはこの「ハスラー」であり、「イグニス」の販売において最も障害になるのも「ハスラー」なのかも知れません。

「 キャストアクティバ」というライバルの出現で独占状態だった軽クロスオーバSUVクラスで苦戦し始めている「ハスラー」にとって、身内から思わぬ強敵の登場となってしまったようです。

ダイハツ キャストアクティバ

イグニスに最も近い車種

キャストアクティバ

 コンパクトサイズながらも悪路走破性能も備え、そして低燃費。

「イグニス」との違いは軽自動車であること。

その割には価格は割高な設定であり、軽自動車であることを考えると「キャストアクティバ」を検討中のユーザーが、「イグニス」に興味を持つのは最もなことでしょう。

コシトパフォーマンスにおいても対「ハスラー」には十分対抗できる内容で、快進撃を続ける「 キャストアクティバ」ですが、「イグニス」の出現でその出鼻をくじかれるかもしれません。

 値引きにおいては「イグニス」以上を望むのは「ハスラー」同様に難しいのですが、逆に「 キャストアクティバ」を購入する際に「イグニス」を引き合いに出して交渉を進めるという手段もあるかも知れません。

 また、ダイハツには「ビーゴ」というコンパクトクラスのクロスオーバSUVが存在し、トヨタにも「ラッシュ」としてOEM供給していますが、設計が古く燃費は「イグニス」の半分以下。

しかも価格は200万円オーバーとなり、コストパフォーマンス以前に勝負が付いてしまいそうです。

イグニスは軽自動車キラー

 ここまでで気づかれたかも知れませんが、「イグニス」のコストパフォーマンスを述べると、どうしても軽自動車との比較をすることになってしまいます。

その理由は「イグニス」の価格が影響しており、クロスオーバーSUVとして比較すると、当然パワーも室内空間も上ではありますが、最も価格の近いホンダの「ヴェゼル」やダイハツ「ビーゴ」も200万円前後となってしまうからです。

 その意味では「イグニス」の立ち位置としては軽自動車キラーという、軽自動車が主体のスズキにとってなんとも皮肉なことになってしまいすです。

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