ムーヴキャンバスの新車値引き交渉のポイント
ラパンの利用で突破口を
値引き目標 0~5万円
今までスズキ「ラパン」の独占場だった女性向けモデルに新登場した「ムーヴキャンバス」は、「ムーヴ」派生車種とは思わないほど新鮮なイメージで、ターゲットとする独身女性以外の層にも人気が出そうです。
前評判も上々であり、月間販売目標の5千台は楽々クリア出来る勢いです。
値引きは販売直後の対策はあるものの、下取りのプラス査定程度なので当分は望めませんが、最大のライバルとなる「ラパン」との競合で、ある程度までは見込めそうです。
下取り価格の重要性
ムーヴキャンバスの新車の購入時には値引き額と同様に下取り価格も重要になります。
いくら値引きをしてもらっても下取り価格を低く抑えられてしまっては意味がありません。
新車の値引き交渉を始めると同時に、下取り車の買取相場も調べておきましょう。
ディーラーの事情と思惑
独身女性だけじゃないターゲット
~自身のライフスタイルを楽しむ女性に寄り添う新感覚スタイルワゴン~というキャッチのとおり、独身女性をメインターゲットにした「ミラココア」の後継モデルとしての役割を担います。
しかし、ミラではなくムーヴをベースにしたトールワゴンということから、使い勝手や室内空間は 「ミラココア」やライバルの「ラパン」以上。
そして両側スライドドアを採用したことで、子育てママもターゲットになるので購買層はかなり広がりそうです。
お子さんにも「バスみたい!」と好評なデザインも新しいトレンドになるかもしれません。
頭上空間が高すぎて、見た目にも不安定な印象のある「タント」を始めとするスーパーハイトワゴンに対して、ぐっと低く抑えて安定感があり、しかもスライドドアがあるのですから今まで無かったのが不思議なくらいのパッケージングです。
ディーラーとしても伸び悩む「ムーヴ」の代わりに大々的に売り込む方向で、逆に「タント」の潜在ユーザーも引き込んでしまう可能性もあるようです。
ムーヴキャンバスの競合車種
スズキラパン
女性むけカワイイ軽の代表
2015年にフルモデルチェンジされ35.6㎞/Lになった「ラパン」の燃費は、同じ女性向けモデルである「ムーヴキャンバス」を圧倒します。
現在の若い世代の女性が「丸みテイストを好む」という嗜好から、丸目のヘッドライトとテールランプ、角を丸めたデザインが採用されています。
さらに特徴的なのが、あちこちに隠されたラパンのロゴ。
「子供っぽいのはNG」&「シンプルなものを目指す」という考えからサンバイザーの裏やドアの裏側など、見つけにくいところにある“かくれラパン”いくつあるのかは秘密だという。
乗れば乗るほど愛着がわくというのが狙いらしい。
「可愛いけれど、子供っぽくない」という狙い。
これが「ラパン」の最大の特徴と言っていいでしょう。
値引きは好調な販売を反映して少なめ、しかし「ムーヴキャンバス」の登場で拡大傾向にあると言えるでしょう。
値引き目標 8~10万円
ミラココア
ムーヴキャンバスにバトンタッチ?
ダイハツでは女性仕様の「ラパン」に対して、この「ミラココア」が競合車種でしたが、モデルが古くなり、新しく登場した「ムーヴキャンバス」にその役目は移行される予定です。
そのため値引きは軽自動車としてはかなり大きくなっています。
ショールームで「ムーヴキャンバス」と「ミラココア」が並んでいたら、やはり「ムーヴキャンバス」を選ぶ人が多いでしょう。
しかし、お買い得感があれば「ココアもいいかも?」となるはずです。
値引き目標 12~15万円
ムーヴキャンバスの保険料
自動車の購入にあたっては、任意保険料は、燃費・税金・車検などと同じく維持費に含まれる項目であり、できるだけ安い金額でおさえたいと考えるはずです。
維持費が安い軽自動車ですが、普通自動車を比べてみるとどうでしょうか。
対人・対物賠償保険、車両保険をつけた金額では、軽自動車は、コンパクトカークラスの普通自動車よりも任意保険料が安い傾向にあるのですが、およそ数千円程度であり思ったより差はありません。
しかし、型式別料率クラスによる保険料の変動率を考えると、比較する車種によって差が広がる可能性もあるでしょう。
自動車の購入を考えている方はもちろん、これから購入予定の方も、こちらの内容を参考に任意保険料について見直してみてはいかがでしょうか
※保険料率が記載されている場合は記事作成時点での参考資料であり、料率が見直されている可能性があります。
ムーヴキャンバスの車両概要
6代目「ムーヴ」の派生車種として2016年9月に登場。
普段の暮らしに少しの変化を与えることで、自身のライフスタイルを楽しむ若年の女性ユーザーを対象に企画され、デザイン性と機能性を両立した軽トールワゴンとしてライフスタイルを楽しむ女性ユーザーに寄り添う車種として開発された。
外観は面構成による丸みのあるシルエットと水平基調のロングキャビンが特徴で、ボディカラーは特徴的な見切りラインとしたストライプスカラーも設定されており、ボディカラーにより、「ホワイト」又は「スムースグレーマイカ」が組み合わされる。
リアシート下に引き出し式の収納スペースを設けた日本初の「置きらくボックス」を採用するなど、細かな配慮もされています。
全高は「タント」より約10㎝低いが、両側スライドドアを採用することで、「ムーグ」と「タント」の中間を埋めるトールワゴンともいえます。
一部グレードを除いて衝突回避支援システム「スマートアシストII」を全車に標準装備したほかヒルホールドシステムや、エマージェンシーストップシグナルも採用した。
スペック表
車両価格(円) | 1,188,000~ |
---|---|
JC08モート燃費(㎞/L) | 27.4~28.6 |
車体寸法(mm)全長/全幅/全高 | 3,395/1,475/1,655 |
室内長/室内幅/室内高(mm) | 2,115/1,345/1,285 |
ホイルーベース(mm) | 2,455 |
乗車定員(人) | 5 |
エンジン型式・排気量(cc) | 直列3気筒658 |
最高出力(kW |
38(52)6,800 |
最大トルク (N・m |
60(6.1)5,200 |
駆動方式 | 2WD 4WD |
トランスミッション | CVT |