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シビックタイプRの新車値引き交渉のポイント
年明けまで待つのが賢明
値引き目標 0万円
2017年7月27日に発表、9月29日発売の新型シビックタイプRは、まだ(8月上旬現在)予約注文の状態なのと、これまで発売されていた限定車の場合を見ても、値引きは困難と言っていいでしょう。
久々のフルモデルチェンジで、パフォーマンスも向上したことにより、年内納車も難しくなるので、値引きする要因がまったく見つかりません。
ただし、400万円を超えるMT車の市場はそれほど大きくはなく、旧型からの乗り換えや潜在ユーザーの購入がひと段落する年明け後には、幾分かの値引き交渉は可能とみられています。
下取り価格の重要性
シビックタイプRの新車の購入時には値引き額と同様に下取り価格も重要になります。
いくら値引きをしてもらっても下取り価格を低く抑えられてしまっては意味がありません。
新車の値引き交渉を始めると同時に、下取り車の買取相場も調べておきましょう。
ディーラーの事情と思惑
ハッチバックやセダンより売りやすい?
新型シビックシリーズはハッチバック、セダンも含めてすべて1グレード。
しかもフル装備なので同クラスのライバルよりかなり割高になり、ディーラーとしては非常に売りづらい車種となっています。
そんな中では、もっとも価格の高いタイプRは、少数ながらも確実にファンがいることがこれまでの限定車からもわかっています。
320馬力というハイパワーや、ニュルブルクリンク でFFモデルとして最速となるラップタイムを記録するなど、マニアの購買意欲を刺激する材料がそろっていることもあり、旧タイプRからの代替えを中心に初期受注は順調。
さらに、WRXやランエボユーザー、そして86や輸入車ユーザーからの代替えも考えられ、数少ないホットハッチ市場でのニューカマーとして存在感を高めるはずです。
ディーラーとしては販売促進というよりも、試乗車の確保や真の購入者か否かの判別が重要になり、より現実的なハッチバックへの誘導という営業力も試されます。
シビックタイプRの競合車種
SUBARU WRX
パフォーマンス比べなら負けるわけにはいかない
これまで国産車トップのパフォーマンスを誇っていたWRX。
4WDスポーツセダンとしての走りを追求したSTI以外に、実用性も高めたS4をラインナップしているのが強み。
そのスペックには文句のつけようがない物の、4ドアセダンであることに不満を持つ層もいたはず。
アグレシップなデザインのFFホットハッチであるタイプRは、確実にWRXユーザー並びに潜在ユーザーを取り込むことになります。
トヨタ86/SUBARU BRZ
FFに挑戦するかFRにこだわるのか?
4ドアセダンには乗りたくないというスポーツ志向のファンの唯一のよりどころである86/BRZ。
彼らにはタイプRがどのように映るのかが注目されます。
FRであることがすべてというユーザーも多いのですが、タイプRのハイパフォーマンスFFハッチは未知の領域。
毛嫌いするか、挑戦するか。
走り屋の心中は揺れ動いているに違いありません。
シビックタイプRの保険料
タイプRを購入されたかたは、サーキットでのスポーツ走行をされる方も多いのではないでしょうか。
しかし、サーキット走行では一般的な自動車保険は、サーキット走行では適用できません。
なので、サーキットでの走行では、車の修理代は自腹だということを心にとめる必要があります。
しかし、身体に関しては生命保険が適用されたり、掛け捨ての「スポーツ安全保険」が用意されていますので、事前に情報を取得する必要があります。
いづれにしてもサーキットでのスポーツ走行では、全てが自己責任であるので、基本を守った無理のない走行を心がけましょう。
※保険料率が記載されている場合は記事作成時点での参考資料であり、料率が見直されている可能性があります。
シビックタイプRの車両概要
2017年7月27日に日本での発売を正式に発表されたタイプRは、6速MTのみの設定で、安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準装備される。
ベース車からのチューンアップではなく、開発当初よりTYPE Rとして開発。
先代モデルに対し、ねじり剛性の向上やボディーの軽量化、低重心化、ホイールベースとトレッドの拡大などにより、大幅なスポーツ性能の向上を実現。
さらに街中での乗りやすさや居住性、快適性なども一層向上している。
シャシーは、マルチリンク式リアサスペンションを新たに採用したほか、進化したデュアルアクシス・ストラット式フロントサスペンションや、アダプティブ・ダンパー・システムなど制御技術の進化により、運動性能を大幅に向上させている。
エンジンには、2.0L VTEC TURBOエンジン(最高出力235kW[320PS]、最大トルク400N・m[40.8kgf・m])を搭載し、6速マニュアルトランスミッションのローレシオ化や軽量シングルマス・フライホイールの採用により、加速性能をさらに向上した。
また、レブマッチシステムの採用や、「COMFORT」を追加したドライビングモードなどでさまざまなシーンに応じた高いパフォーマンスを発揮する。
スペック表
車両価格(円) | 4,500,360 |
---|---|
JC08モード燃費 | 12.8 |
駆動方式 | 2WD |
全長 全幅 全高(㎜) |
4,560 1,875 1,435 |
室内長 室内幅 室内高(㎜) |
1,905 1,465 1,160 |
ホイールベース(㎜) | 2,700 |
エンジン型式 排気量 |
K20C直列4気筒1,885 |
最高出力 kw(ps/rpm) |
235(320)/6,500 |
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) |
400(40.8)/2,500~4,500 |
車両重量(㎏) | 1,390 |