軽自動車が快進撃を続けているが、コンパクトカーも相変わらず売れ続けている。
トヨタの「ヴィッツ」も健闘している。
そして「ヴィッツ」のライバルとなる「ノート」「フィット」「デミオ」は、揃って直近の販売状況では販売ランキングのベスト10にランキングしている(ちなみにヴィッツは11位)。
好調の理由は様々だが、燃費は軽自動車と同等か、それ以上。
そして価格も割高な軽トールワゴンと変わりない。
そして、値引きは軽自動車以上であるのも事実。
そこで各車を値引きという観点から比較することにしてみました。
低燃費コンパクトカー値引き比較表
ヴィッツ | ノート | フィット | デミオ | |
---|---|---|---|---|
車両価格 |
1,155,600 ~2,009,193 |
1,392,120 ~2,244,240 |
1,299,800 ~2,253,400 |
1,350,000 ~2,192,400 |
排気量(L) | 1.0 1.3 1.5 | 1.2 |
1.3 1.5 1.5+ハイブリッド |
1.3 1.5ディーゼル |
燃費 | 18.0~25.0 | 18.2~25.2 | 19.0~36.4 | 20.6~30.0 |
値引き予想額(万円) | 25~28 | 26~29 | 23~25 | 27~30 |
リセールバリュー (A~C) |
B | B | A | B |
発売年月日 |
2010年12月 FMC |
2012年9月 FMC |
2013年9月 FMC |
2014年9月 FMC |
最終変更時期 |
2014年4月 MC |
2014年10月 MC |
2014年10月 一部改良 |
|
人気度(△A~E▼) | C | C | A | A |
一括見積り査定を利用すると買取相場がスグに分かります。
トヨタ ヴィッツ
1.0L、1.3L、1.5Lと幅広いエンジンのラインナップを揃えているのが特徴。
トヨタのコンパクトカーと言えば、「アクア」が主力だが、「アクア」は低燃費ではあるものの、車両価格の安さをも重視する本来のコンパクトカーユーザーにとっては「アクア」は高価すぎ、真の経済車とは言えない存在。
そこで、選ばれるのが「ヴィッツ」だ。
中心となるのは1.0Lと1.3L。
中でも価格と装備のバランスのいい「jewela」がベストチョイスだ。
136万円の1.0Lでもいいが、1.3Lも同時に見積もりを取り、23万円高の1.3Lがその差額を帳消しにさせる作戦。
これは比較的簡単だが、そこからが交渉。
競合させる車種はどれでもいいが、必ず見積書を作成してもらうこと。
そして条件はこちらから出して、相手に検討させる形を作るのが重要。
主導権は常に購入するこちらに置くことで、交渉が優位にっ運べる。
日産 ノート
日産にとって、「ノート」は唯一売れているコンパクトカー。
日産でヒットしているのは他に、ミニバンの「セレナ」しかない。
したがってドル箱車種と言える。
スーパーチャージャーを装備した独自のダウンサイジング戦略と、コンパクトカーでありながら、ミドルサイズサルーンを凌ぐ室内空間は、ライバルにはない強みである。
販売の主力はやはりスーパーチャージャー装備の「DIG‐S」か「DIG‐X」。
上級装備の「メダリスト」も捨てがたいが、「ヴィッツ」等との比較では不釣り合い。
ここは「DIG‐S Vセレクション+safety」あたりが丁度良さそうだ。
値引き交渉において、通常エンジンのモデルの方が値引き幅が大きいことも予想される。
どうしても在庫になりがちだからだ。
しかし、パフォーマンスの違いは大きく、選択しづらい。
しかし、その値引き額は聞いておく必要がある。
お買い得価格が提示されるなら、その同額程度は、本来希望する車種にも適用してもらおう。
発売直後には話題になった「ノート」だが、相次ぐ新型車の登場により、セールスポイントも少なくなり、日産の営業力のみで販売を維持している状況でもあるので、大幅値引き期待できる。
ホンダ フィット
トヨタの「アクア」と販売台数のトップ争いを繰り広げる同車にとっては、「ヴィッツ」と競合するのは1.3Lの通常エンジンモデルの方だ。
ハイブリッド車が注目されるが、販売台数の半数以上はこの1.3Lなのだ。
燃費ではハイブリッド車にかなわないものの、車両価格の安さは魅力で、走行距離などよくよく考えれば、こちらの方が経済的だと判断するユーザーも多いだろう。
ただし、人気車種ゆえに値引きは渋めだ。
競合車種との合い見積もりで突破口を開くが、なかなか大幅値引きには至らない中、昨今のリコール問題が、ディーラー側の態度を軟化させることになっているようだ。
当然対策は万全のはずで、実質的には問題はないが、ディーラーにとっては痛い腹を探られるのは辛いところだろう。
販売が好調なマツダの「デミオ」と競合させると効果絶大である。
マツダ デミオ
2014年9月にフルモデルチェンジされ、昨年後半からコンパクトカー市場の台風の目になったのが、1.5Lの小型クリーンディーゼルエンジン搭載の「デミオ」だ。
販売される7割り以上がこのディーゼル車といわれているほどの人気だが、ここで狙いたいのが」1.3L車。
ディーゼルエンジンが話題になることが多いが、実は1.3Lエンジン搭載車の評価は非常に高いのだ。
その高トルクや経済性はディーゼルにかなわないが、軽量で良く回るエンジンと、軽快な走り、そして低価格はベストチョイスともいえる。
ディーゼル車への過度な偏りを解消するため、めーかー、ディーラーともにガソリン車の拡販を進めているのも、購入者にとっては朗報である。
値引きもディーゼル車に比べると、価格が低いのにかかわらず大きい。
マツダの拡販対策はズバリ値引きだ。
上記ライバルとの値引き合戦で手を引くことは決してないはずである。
「1.3Sパッケージ」は魅力的だが、ベース車に対して26万円も高く、ディーゼルのベース車に7万円しか差がなくなってしまうので、安価な1.3L車を選んだ意味がなくなってしまう。
そこで「1.3S」のベース車がベストチョイスになりそうだ。
一括見積り査定を利用して買取相場を調べてみませんか?
下取り予定車の買取相場を調べる