1.カローラアクシオハイブリッドとライバルの比較。強敵登場で値引き拡大か。
2.カローラアクシオNA1.5、1.3Lとライバルの比較。同クラス無敵ながらもハッチバック相手に値引きもやむなし。
コンパクトセダン値引き比較表
カローラクシオNA | クセラセダン1.5 | ラティオ | |
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トヨタ販売チャネル | カローラ店 | ||
車両価格 | 1,416,343~ | 1,760,400~ | 1,460,160~ |
エンジン形式 | 直列4気筒 1.5L 1.3L | 直列4気筒1.5L | 直列3気筒1.2L |
JC08モード 燃料消費率 | 21.4~16.0㎞/L | 19.6~17.8㎞/L | 22.6.㎞/L |
値引き予想額 | 23~25万円 | 25~28万円 | 23~25万円 |
リセールバリュー (A・B・C) | B | B | C |
発売年月日 | 2012年5月 FMC | 2013年11月 FMC | 2012年10月 FMC |
最終変更時期 | 2014年8月MC | 2014年10月MC | |
人気度 (A・B・C・D・E) | B | B | C |
トヨタ カローラアクシオ
台数的には1.5L車が一番多い。発売当初話題になったのは、新たに加わった1.3L車が話題になったが、実際には1.3L車の需要は法人が主体で、個人ユーザーは選ばないようだ。車両価格も燃費も差がないので当然の結果ではある。需要が多いグレードは必然的に他社のライバルとも競合する。
今のところ「アクシオ」が本当の意味でライバル視するセダンはないが、マツダの「アクセラセダン」などは買い得感を示すために、大幅な値引きで対抗するため、ある程度は合わせる必要も出てくるでしょう。むしろ、こういったセダンではなく、「フィット」や「ノート」などと競合するケースが多く、値引き競争に巻き込まれることもありそうだ。
マツダ アクセラセダン1.5L
「アクセラ」の主力はハッチバックの「アクセラスポーツ」。1.5LNAと2.0Lハイブリッドという極端なエンジンラインナップのセダンは、やはり低価格な1.5Lを重点にした販売にならざるを得ない。それでも「カローラアクシオ」と比較すると割高感があり、こうなると値引きに頼らざるを得ない。もし他車と競合したら値引きで負けることは許されないのだ。間違いなく今回挙げた車種の中では一番大きい値引き額になる。
日産 ラティオ
個人ユーザーがこの「ラティオ」を候補に選ぶ可能性はきわめて少ないでしょう。年配のユーザー総がターゲットとしているが、年配の方が好む雰囲気とは思えない。結果、法人需要が主になるが、もし個人が購入するとして値引きはどうなるかと言うと、かなり厳しいものがある。販売台数が伸び悩んでいるのなら、もっと値引いても良さそうなものだが、意外と利幅が少なく、この辺は「マーチ」と似た状況である。
主役は低価格な4ドアセダン
低価格が条件になるこのクラスゆえに、例え燃費に優れたハイブリッド車であっても、同車に安価なNA車がラインナップされていれば、そちらを選択するでしょう。購入代金を含めた経済性ではハイブリッドとの価格差はあまりにも大きいからです。
残念なのが5ナンバーサイズで横並びの同条件で比較できる1.5Lクラスのライバルが「アクシオ」に存在しないために、値引きも消極的なこと。需要がないからと言われればそれまでだが、「アクシオ」の売上台数を見ればそうとも言えないのではないでしょうか。