エクストレイルの新車値引き交渉のポイント
値引き目標 15~20万円
6/8に、2013年に発売さて以来初のマイナーチェンジ後なので、通常なら値引きはかなり難しい。
しかし、同日にライバルのトヨタハリアーが同じくマイナーチェンジされたことにより、事情は大きく異なってきました。
100万円近く価格が離れた高級SUVであるハリアーは、本来なら競合しないのですが、同日発表のSUVとして話題性が高く、メディアでも比較されることが多いために、両車ともに意識することになっています。
人気のプロパイロットを装着する場合、納期もかかることが予想されるので値引きは困難ですが、プロパイロット非装着であればかなり柔軟な対応となるようです。
また、価格帯の近いマツダCX-5、スバルフォレスターも新型になっており、合い見積もりは必須となるでしょう。
下取り価格の重要性
エクストレイルの新車の購入時には値引き額と同様に下取り価格も重要になります。
いくら値引きをしてもらっても下取り価格を低く抑えられてしまっては意味がありません。
新車の値引き交渉を始めると同時に、下取り車の買取相場も調べておきましょう。
ディーラーの事情と思惑
難しいがライバルの登場が救いになりそう
初のマイナーチェンジで、しかも日産の虎の子キラーアイテムである「プロパイロット」が設定されることで、日産ディーラーは大いに盛り上がるはずです。
予想されたとはいえ、まさか同日に発表されるとは思わなかったハリアーのマイナーチェンジによって、話題が分散されましたが、日産とトヨタの主力SUVが同時に新型になったことで、逆に話題性が広がったようです。
しかも、メディアが多くの時間をさいて取り上げるのはプロパイロットのエクストレイルの方でした。
一般のメディアが取り上げるのは、メリットのわかりづらいダウンサイジングターボではなく、やはり一部であるとはいえ「自動運転」。
このわかりやすさは重要で、これからの乗用車は燃費の良いハイブリッドというわかりやすさを広めたトヨタ同様に、これからは「自動運転」という日産のアピールが功を奏しています。
しかし、ハリアー以外にも、フルモデルチェンジされたマツダCX-5が前年の倍近いセールスで迫っており、ボーナス時期を前に、日産ディーラーでは予断を許さないセールスが続くでしょう。
エクストレイルの競合車種
トヨタハリアー
HHからHTへ変革のハリアー
現行車種の発売時期は異なるものの、マイナーチェンジをエクストレイルと同日に設定したハリアーは、C-HRの集客力を利用して販売台数を伸ばすという裏技で、今も高い人気を誇っています。
エクストレイルよりも80~90万円ほど高い価格設定の高級SUVというクラスですが、マイナーチェンジで2.0L直噴ターボ車を設定。
スポーツクロスオーバーというグローバルでは人気の高いジャンルに参戦しいています。
ただ、国内ではこの、いわゆるダウンサイジングターボの良さが伝わっておらず、大きな戦力とはなりえそうもないのですが、若いユーザーを引き付ける意味ではかなり有力な車種になるでしょう。
マツダ CX-5
走行性能なら負けない
スタイリッシュなC-HRには見向きもしない、独自のユーザー層を獲得しつつあるCX-5。
しかし、同じ匂いのするエクストレイルは気になるず。
CX-5といえばおなじみのクリーンディーゼルエンジンによる強力なトルクや、Gベクタリング、先進的な4WDシステムなど走行性能が魅力の車種です。
2.0L、2.5Lというガソリン車も設定され、幅広いラインナップも魅力となり、フルモデルチェンジ以降、販売台数も急上昇しています。
エクストレイルの保険料
エクストレイルのプロパイロットに代表される自動運転「レベル2」のシステムでは、あくまでも緊急時の対応はドライバーが行う必要があります。
つまり、法律上、安全運転や事故回避など自動車の運転に関する責任はドライバーにあるとされ、ドライバーに全く過失がなかったなどを立証できない限り法律上の損害賠償責任を負います。
したがって、自動車保険については、通常従来の自賠責保険や任意の自動車保険による補償内容で、相手に対する損害賠償責任をカバーしなければなりません。
これは、さらに進んで「レベル」までの自動運転技術であってもかわりません。
自動運転だから安全、などと間違った判断をせず、これまで同様に自動車保険を備えることが必要です。
※保険料率が記載されている場合は記事作成時点での参考資料であり、料率が見直されている可能性があります。
エクストレイルの車両概要
2017年6月8日のマイナーチェンジでは、高速道路上でアクセル・ブレーキ・ステアリングのすべてを自動的に制御する「プロパイロット」を新たに採用したほか、ドライバーがクルマを走行車線内に戻す操作を促す「インテリジェントLI」、併せて、後退時車両検知警報やハイビームアシストも採用した。
また、エクステリアではVモーションを大きくしたフロントグリルやランプ類の変更を行い、インテリアではインストルメントパネルに「グライディングウィング」を採用し、ステアリングのデザインも一新した。
スペック表
ガソリン | ハイブリッド | |
---|---|---|
車両本体価格(円) | 2,197,800~ | 2,589,840~ |
JC08モード燃費 | 15.6~16.4 | 20.0~20.4 |
駆動方式 | 2WD 4WD | 2WD 4WD |
全長 全幅 全高(㎜) |
4,690 1,820 1,740 |
4,690 1,820 1,730 |
室内長 室内幅 室内高(㎜) |
2,005 1,535 1,220~1,270 |
2,005 1,535 1,220~1,270 |
ホイールベース(㎜) | 2,705 | 2,705 |
最小回転半径(㎜) | 5.6 | 5.6 |
エンジン型式 排気量(cc) |
直列4気筒 1,997 |
直列4気筒 1,997 |
最高出力 kw(ps)/rpm |
108(147)/6,000 | 108(147)/6,000 |
最大トルク N・m(kgf・m)/rpm |
207(21.1)/4,400 | 207(21.1)/4,400 |
モーター最高出力 kw(ps) |
30(41) | |
モーター最大トルク N・m(kgf・m) |
160(16.3) | |
乗車定員(人) | 5 7 | 5 |