セレナの新車値引き交渉のポイント
年内は値引きの可能性なし
値引き目標 0~5万円
8月に発売開始されたばかりの「セレナ」は販売も好調で、しばらくは納車待ちの状況が予想されることからも、当分値引きは難しいでしょう。
しかし、「ノア/ヴォクシー」「ステップワゴン」といったライバルも検討中であることを伝え、限界の値引き額や現金値引き以外のサービスを狙うことは必須です。
発売直後のリコールによって大幅な納期の遅れが予想されていることは、逆に値引きが若干許されるかもしれません。
少なくとも下取り査定において、何らかの対策が打たれる可能性もあります。
このような新機種の発売時期には、買取り専門店よりもディーラーの下取りの方が高い場合もあるので、予断せずに道森と査定を行う事も必要になります。
下取り価格の重要性
セレナの新車の購入時には値引き額と同様に下取り価格も重要になります。
いくら値引きをしてもらっても下取り価格を低く抑えられてしまっては意味がありません。
新車の値引き交渉を始めると同時に、下取り車の買取相場も調べておきましょう。
ディーラーの事情と思惑
販売サイドはプロパイロットとリコールで大忙し
「セレナ」を購入する上での大きな動機になるのが「プロパイロット」です。
本当の意味での自動運転ではないにしても、現状のミニバンでは最新最高の運転支援システムであることは確かなので、安全という意味からも注目されます。
販売サイドとしては、自動ブレーキに続いて体感してもらいにくい装備です。
すぐ近くに高速道路があればいいのですが、そうでなければ販売する時にも、あるいは納車時にも十分な説明が出来るかどうかか問われます。
「自動運転」というユーザーの誤った操作や理解から、事故が起きるケースを無くさなければなりません。
出来れば自分の担当する顧客には「プロパイロット」非装着車を売りたいのが本音ではないでしょうか。
それだけでもやっかいなのが、発売直後に発生したアイドリングストップシステムの不具合によるリコールです。
9月中旬まで出荷が停止したことで納期はさらに伸び、営業活動に支障が出ているのは間違いないでしょう。
セレナの競合車種
トヨタ ノア/ヴォクシー/エスクァイア
勢力図は大きく変わる販売合戦で値引きのチャンス
チャネルにより扱い車種が異なる3姉妹ですが、最も人気があるのが「ヴォクシー」です。
フロントフェイスの違い
の他は変わりがないものの、その販売台数の差は非常に大きいのです。
単体では旧「セレナ」を圧倒する勢いだったので、新型「セレナ」の登場でさらに競争が激化しています。
新型「セレナ」の販売次第でその勢力図は大きく変わることも考えられ、比較車種の中では一番古いモデルだけに、値引きが拡大してもおかしくはないでしょう。
値引き目標は15~18万円。
ホンダ ステップワゴン
低迷する販売で値引きにも期待
ダウンサイジングされた直噴1.5Lターボエンジンを搭載し、2015年に登場した「ステップワゴン」は、すこぶる高い専門家の評価とは裏腹に販売は伸び悩んでいます。
やはり日本国内のユーザーにはハイブリッド車が無いと売りづらいということが改めて思い知らされます。
独自の”わくわくゲート”も「セレナ」の”デュアルバックドア”の方が使い勝手が良いと言う評判もあり、新型「セレナ」の”当て馬”になりかねません。
当然のように値引きも拡大しつつあり、待望のハイブリッド車が追加設定されるまでは、ミニバンクラスで最も値引き幅が大きくなる可能性があります。
値引き目標16~20万円。
セレナの保険料
今年の夏は台風が大暴れして各地で甚大な被害が出ています。
被害に遭われなかった方も、ニュースで車が水没している映像を見ると不安に思われるでしょう。
もし大雨で道路や駐車場が冠水し、自動車が水没し故障した場合に自動車保険は払われるのでしょうか?
自分の自動車が事故で損害を受けたときに車の修理代を補償してくれる車両保険は、大きく分けて3つあり、「一般条件」「エコノミー(車対車+A)」「車対車」の3つがあります。
車の水没は、自動車保険の「一般条件の車両保険」か「エコノミー車両保険(車対車+A)」に加入している場合には補償の対象となりますが、「車対車」の車両保険は、他の自動車との衝突・接触の事故による損害を補償する車両保険ですので、大雨による自動車の水没などの自然災害による損害は補償の対象外となります。
大雨による冠水以外にも、高潮や堤防の決壊による洪水を原因とした水没も補償の対象となりますので、車両保険に加入しているか、保険内容を再確認しておきましょう。
異常気象が珍しくなくなっている今、自然災害による損害に備えたい場合は、一般条件の車両保険かエコノミー車両保険を付けることを検討する事をお勧めします。
※保険料率が記載されている場合は記事作成時点での参考資料であり、料率が見直されている可能性があります。
セレナの車両概要
2016年8月に4度目のフルモデルチェンジを発表し現行モデルで5代目になる「セレナ」。
フロントグリルの「Vモーション」や「フローティングルーフ」も採用し、サイドウィンドー下端線の「シュプールライン」はより伸びやかなデザインとなっています。
そして、高速道路などでの単一車線運転支援技術「プロパイロット」を設定したことで話題を集めました。
燃費性能においてはS-HYBRID搭載車は新型モーターの搭載により、JC08モード燃費を17.2km/Lに向上され、新たに4WD車にもS-HYBRIDを搭載しています。
その他にも「デュアルバックドア」や「キャップレス給油口」「ハンズフリーオートスライドドア 」など新機能を揃えています。
スペック表
車両価格(円) | 2,435,400~ |
---|---|
JC08モート燃費(㎞/L) | 15.0~17.2 |
車体寸法(mm)全長/全幅/全高 | FF 4WD |
室内長/室内幅/室内高(mm) | 8 |
ホイルーベース(mm) | 4,770/1,695~1,740/1,865~1,875 |
乗車定員(人) | 3,240/1,545/1,400 |
エンジン型式・排気量(cc) | 2,860 |
最高出力(kW |
直列4気筒・1,997 |
最大トルク (N・m |
110(150)/6,000 |
モーター出力 | 200(20.4)/4,400 |
モータートルク | 1.9(2.6) |
駆動方式 | 48(4.9) |
トランスミッション | CVT |