シエンタの新車値引き交渉のポイント
値引き目標 1.5L車20~23万円 ハイブリッド車 5~10万円
ハイブリッド車については、発売直後は受注が集中すると見られており、ライバルのホンダ「フリード」が登場するまでは静観する方が得策。
そのかわり安価なガソリン1.5Lグレードは狙い目。トータルコストに優れ初期の受注が一段落して落ち着けば、シリーズの中心になることが間違いなく、リセールバリューでもハイブリッド車に劣らないはずです。
「フリード」との相見積もりで値引きを引き出せたなら、最後はチャネル間での競合で締めくくる。今モデルから全店扱いになったので、初代から扱うカローラ店をメインに他店をからませたい。
大人の都合である程度の取り決めがあると思われますが、そんな価格カルテルめいたことはユーザーには関係なく、カローラ店としても老舗の意地があるはず。
わずかな値引きの差で他店に持って行かれることのは営業マンも許されないでしょう。長引くと店舗間の調整が行われるので、速攻勝負が決め手です。
下取り価格の重要性
シエンタの新車の購入時には値引き額と同様に下取り価格も重要になります。
いくら値引きをしてもらっても下取り価格を低く抑えられてしまっては意味がありません。
新車の値引き交渉を始めると同時に、下取り車の買取相場も調べておきましょう。
ディーラーの事情と思惑
長い間販売されてきた「シエンタ」もついにフルモデルチェンジ。久々の大ヒットが予感させる全店扱いで、各チャネルは盛り上がっています。
今回発売されたニューモデルは斬新なデザインと、ハイブリッド車の設定というユーザーに分かりやすい変更でした。メーカーではハイブリッド車が全体の半数になると見ており、発売後しばらくはその予想通りに進むものと思われます。
しかし、他車を見ると価格の安いガソリン車の方が比率が高まる傾向にあるので、その後はガソリン車も重要な位置付けになるでしょう。
むしろ「プリウスα」や「アイシス」などの売れ付きに直接打撃を与える可能性もあります。
今年は各メーカーから3列シートを装備したコンパクトカーが相次いで登場する予定で、最大のライバルであるホンダの「フリード」のフルモデルチェンジ、そして日産の「キューブ」も3列シートを復活させた新型の登場が予定されています。ディーラーとしては早い段階で潜在ユーザーを1台でも多く取り込む姿勢でしょう。
シエンタの競合車種
ホンダ フリード
競合車種が古い設計の「シエンタ」しかいないクラスで、旧タイプとはいえハイブリッド車も設定したことで同窓状態だった「フリード」。
斬新なデザインと低燃費のハイブリッド車を加えた新型「シエンタ」の登場で、いきなりピンチにたつことになったが、うまい具合に「フリード」もモデルチェンジを迎える時期に。
それまでは我慢の状態が続きそうだが、大幅値引きなどで「シエンンタ」に立ちふさがるのは間違いないでしょう。
ホンダ ジェイド
ホンダにはもう一車種ライバルがいる「ジェイド」だ。スタイリングや価格帯が異なるものの1.5Lとハイブリッドという設定、そして3列シートということから比較されるユーザーもいるでしょう。25.0㎞/Lという燃費は、次期「フリード」
を暗示させる数値でもあります。新たに1.5Lターボも設定されたことで、選択肢も広がっています。
シエンタの保険料
新型「シエンタ」の購入にあたっては、性能や価格も様々ですから、各グレードで選択に悩むことでしょう。そこで、保険についても考慮して選ぶのはどうでしょうか。
自家用保険に採用される料率クラスは、補償種目ごと(車両、対人賠償、対物賠償、搭乗者傷害、人身傷害)に1~9の9段階で、数値が大きいほど保険料が高くなります。
モデルチェンジや追加設定される車種は両立が変わる可能性があるたねに注意が必要です。
特に「シエンタ」のようにハイブリッドが追加されると、変化は大きいでしょう。ハイブリッド、1.5Lと2WD4WDでもそれぞれ型式が異なる為、購入時には新車価格同様に注意する必要があります。それぞれについては営業担当者に確認をしましょう。
※保険料率が記載されている場合は記事作成時点での参考資料であり、料率が見直されている可能性があります。
シエンタの車両概要
2015年7月9日、初代の発売から12年を迎えて初のフルモデルチェンジを実施 。2代目は「ミニバン=四角いハコ型」というこれまでの概念を打ち破り、「Active & Fan」をキーワードとしてトレッキングシューズをイメージしたデザインを目指して設計された。
ハイブリッドモデルを新設し、ミニバンでトップクラスとなるJC08モード燃費27.2km/Lを実現し、「平成32年度燃費基準+20%」を達成した。
ガソリンモデルは2WD車がハイブリッドモデルに採用されているアトキンソンサイクル、クールドEGR、VVT-iEなどを採用した2NR-FKE型に置換し、新たにアイドリングストップ機能の「Stop & Start System」を標準装備したことでJC08モード燃費を20.6km/Lに向上。
一方で4WD車はコストを抑えるため1NZエンジンのままとされ、アイドリングストップ機能についても4WD車には装備されていない。
スペック表
ハイブリッド | |
---|---|
車両価格(円) | 2,226,763~2,329,855 |
車体寸法(mm)全長/全幅/全高 | 4,235/1,695/1,675 |
室内長/室内幅/室内高(mm) | 2,535/1,470/1,280 |
車両重量(㎏) | 1,710~1,765 |
ホイルーベース(mm) | 2,750 |
乗車人員 | 7人 6人 |
エンジン型式・排気量(cc) | 直列4気筒1,496 |
最高出力(kW |
54(74)/4,800 |
最大トルク (N・m |
111(11.3)/3,600~4,400 |
モーター最高出力 | 45(61) |
モーター最大トルク | 169(17.2) |
動力用主電池 | ニッケル水素電池 |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | 電気式無段変速 |
JC08モート燃費(㎞/L) | 27.2 |
1.5L | |
---|---|
車両価格(円) | 1,689,709~2,121,709 |
車体寸法 (mm)全長/全幅/全高 | 4,235/1,695/1,675~1,695 |
室内長/室内幅/室内高(mm) | 2,535/1,470/1,280 |
車両重量(㎏) | 1,650~1,710 |
ホイルーベース(mm) | 2,750 |
乗車人員 | 7人 6人 |
エンジン型式・排気量(cc) | 直列4気筒1,496 |
最高出力(kW |
80(109)/6,000 76(103)/6,000 4WD |
最大トルク (N・m |
136(13.9)/4,400 132(13.5)/4,400 4WD |
駆動方式 | 2WD 4WD |
トランスミッション | Super CVT- |
JC08モート燃費 (㎞/L) | 15.4~20.2 |