ノアの新車値引き交渉のポイント
ヴォクシーも競合車
値引き目標 13~15万円
マイナーチェンジ直後とあって値引きは引き締め気味。
加えて、ボーナス商戦でもあり、夏から秋はレジャーシーズン前のミニバンにとっては最も売れる時期です。
3兄弟の中で中心になるべき車種でありながらヴォクシーには大差をつけられ、日産セレナにも遅れをとっているノアとしては、マイナーチェンジを期に、一気に挽回したいところでしょう。
したがって値引きも他銘柄との競合に限って、値引きや下取り価格を上乗せできる対策などを連発してくると思われます。
競合しないケースはありえないので、事実上すべてのユーザーが対象になるでしょう。
競合車種としては、販売が伸び悩むホンダのステップワゴンが最適。
さらにヴォクシーかエスクァイアも絡めれば完璧です。
下取り価格の重要性
ノアの新車の購入時には値引き額と同様に下取り価格も重要になります。
いくら値引きをしてもらっても下取り価格を低く抑えられてしまっては意味がありません。
新車の値引き交渉を始めると同時に、下取り車の買取相場も調べておきましょう。
ディーラーの事情と思惑
ヴォクシーに追いつけるか
今回のマイナーチェンジの詳細を見ると、ヴォクシー5,000台、ノア2,700台、エスクァイア2,300台という月間販売計画となっています。
2014年の現行モデルデビュー当時のヴォクシー4,600台、ノア3,400台。
遅れて発表されたエスクァイアの4000台と比較すると、ヴォクシーに主役を完全に奪われただけでなく、目標台数自体も減らされており、好調なのはヴォクシーだけで、ノアにはマイナーチェンジ後も多くを期待していないように思われます。
また、エスクァイアは当初の予想を裏切る結果となっていますが、今回は最も多くの改良が加えられ、2つの販売チャネルによる販売力に期待をかけているとも取れます。
面白くないのはノアを販売するカローラ店でしょう。
ノア3兄弟という呼び方もあるようにベース車はあくまでノア。
ヴォクシーに負けたのはフロントのデザインのせいとされていて、ではヴォクシーに負けないスタイリッシュなデザインを与えられた今回、ヴォクシーとの差をどこまで詰められるかが、カローラ店の課題です。
カローラ店にとって最大の敵はセレナでもステップワゴンでもなく、ヴォクシーなのです。
ノアの競合車種
日産 セレナ
今が買い時?
2016年8月のフルモデルチェンジにおいて「プロパイロット」搭載で大ヒットになり、トヨタ勢を完全に駆逐したかに見えたセレナ。
しかし、マイナーチェンジ直前の販売状況ではヴォクシーに抜かれノアにも並ばれ、ここにきてその勢いが止まったように見えます。
原因はそのパワーユニット。
従来モデルからのキャリーオーバーであるNAガソリンエンジンだけでは、ミニバン競争を勝ち抜くのは無理。
そこで、ノートで採用されたe-POWERを搭載することによって再び逆転を狙うことになります。
2017年末の予定ですのでまだ少し先ですが、それまでは値引き幅を拡大して耐え凌ぐことになりそうです。
ホンダ ステップワゴン
9月、ついにハイブリッド導入
ミニバン3車の中で最も苦戦しているのがステップワゴンですが、今回のノア3兄弟のマイナーチェンジの同日に、9月発売予定のステップワゴンのマイナーチェンジ情報と画像の一部をティザーで公開しています。
イメージを一新させたフロントグリルの他、ハイブリッド車の情報も加えられており、セレナよりも先にノアの前に立ちはだかることになりそうです。
現行モデルに関しては8月中旬から正式に予約が始まり、在庫販売に入ると思われますので値引き幅は大きくなることが予想されます。
ノアの保険料
家族が多く乗って移動することが多いミニバンにおいて、同乗者の補償は大切です。
自動車保険においては、人身傷害と搭乗者傷害という似通った2つの補償があります。
人身傷害は、死亡・後遺障害・入通院にかかる治療費や精神的損害などの実際の損害額を、過失割合に関わらず支払われます。
原則として治療が終了してから支払われます。
搭乗者傷害は、入通院日数が5日以上となった場合は、治療中であっても症状別に定額で10~100万円の保険金が支払われ、入通院日数が4日以内であった場合は一律1万円を支払われます。
搭乗者傷害だけに加入した場合、保険金額では補償が足りない場合も考えられるので、両方を付保するのが理想的となります。
※保険料率が記載されている場合は記事作成時点での参考資料であり、料率が見直されている可能性があります。
ノアの車両概要
2014年1月にデビューした現行モデルのノアは、2017年7月3日のマイナーチェンジでは、Bi-Beam LEDヘッドランプと面発光のLEDクリアランスランプの採用や、フロントグリルとリヤコンビネーションランプの意匠変更、さらに艶やかで大きな面を感じさせるフロントグリルにより、モダンで精悍な印象を付与し、個性をより際立たせたエクステリアとなり、精悍さをより高めた堂々としたスタイルへと進化しています。
また、センターコンソールボックスや助手席シートバックテーブル、充電用USB端子など使い勝手の良い室内装備を充実。
さらに、スライドドアにシールを追加し遮音性を向上したほか、ボディ剛性の見直しやショックアブソーバーの改良により静粛性や乗り心地を向上させるなど、商品の魅力を一段と高めています。
スペック表
販売チャネル | カローラ店 | |
---|---|---|
エンジンタイプ | 2.0 | HYBRID |
車両本体価格円) | 2,466,720~ | 3,014,280~ |
JC08モード燃費 | 16.0(14.8) | 23.8 |
駆動方式 | 2WD 4WD | 2WD |
全長 全幅 全高(㎜) 下段はS、Si |
4,695 1,695 1,825(1,865) |
4,695 1,695 1,825(1,865) |
室内長 室内幅 室内高(㎜) |
2,930 1,540 1,400 |
2,930 1,540 1,400 |
ホイールベース(㎜) | 2,850 | 2,850 |
エンジン型式 排気量cc) |
直列4気筒 1986 |
直列4気筒 1797 |
最高出力 kw(ps)/rpm |
112(152)/6,100 | 73(99)/5,200 |
最大トルク N・m(kgf・m)/rpm |
193(19.7)/3,800 | 142(14.5)/4,000 |
モーター最高出力 kw(ps)/rpm |
60(82) | |
モーター最大トルク N・m(kgf・m)/rpm |
207(21.1) | |
乗車定員(人) | 7 8 | 73(99)/5,200 |
トランスミッション | Super CVT-i | 電気式無段変速機 |