マークXの新車値引き交渉のポイント
値引き目標 25~28万円
現行モデルは発売から7年、前回のマイナーチェンジから4年もたってモデルも古くなり、セダン不況も当時よりさらに深刻になっていますので、昨年2度目のマイナーチェンジ後も他車種に比べて値引きせざるをえないのは事実です。
値引き幅の大きい車種であることは間違いないので期待出来ますが、目標販売台数は月間千台と少ないため極端な値引きには簡単には応じないので、競合車種の見積を取り、根拠のある値引き交渉をすることが必要です。
エアロパーツなどのオプションを加え、その分の値引きも狙うのも得策です。
値引きの額は3.5L車がもっとも大きいのですが、その金額以上に値落ち幅が大きいので、その為に3.5L車を選ぶのはお得とは言えません。
下取り価格の重要性
マークXの新車の購入時には値引き額と同様に下取り価格も重要になります。
いくら値引きをしてもらっても下取り価格を低く抑えられてしまっては意味がありません。
新車の値引き交渉を始めると同時に、下取り車の買取相場も調べておきましょう。
ディーラーの事情と思惑
地味だがなくてはならない車種
ビッグマイナーチェンジ以降評判も良く、販売もわずかですが上向きになった「マークX」。
ハイブリッドでもなく燃費の良い4気筒エンジンもないFRセダンの「マークX」が未だに生き残れるのには理由があります。
それは運転者、車の所有者の高齢化もあるはずです。
ある一定の年齢以上のユーザーにとって、ハイブリッドやダウンサイジングターボよりもV型6気筒の信頼性は高く、高級セダンとしてのステータスであるからです。
若い特には気にも留めなかった車種が、年齢を重ねると気になってくるのは良くある話です。
日本人にとっての高級セダンとしてこれ以外にもはや存在しない「マークX」は、これらのユーザーが居る限り支持されるでしょう。
ディーラーとしても手堅く安定した販売を続ける車種であり、顧客代替を進めるうえでもなくてはならない車種なのです。
マークXの競合車種
日産 スカイライン
FRのスポーツセダンとして長きにわたりライバル関係であった「マークX」と「スカイライン」も、原稿モデル同士ではかなり趣旨の異なるモデルとなっています。
国内向けの高級セダンという意味合いを持つ「マークX」に対して、「スカイライン」は北米モデルの「インフィニティ」をベースとするために価格的にも大きな差があります。
「マークX」の3.5L車に最も近い価格は2.0Lターボエンジンモデル。
これが「スカイライン」のエントリ―モデルなのです。
動力性能とスポーツセダンとしてのイメージと魅力は、「マークX」以上と言えますが、価格の違いを納得できるかどうかが最大のポイントと言えるでしょう。
値引き額としては3.7L車やハイブリッド車の方が大きいのですが、「マークX」の競合車としてはあまりにもかけ離れた車両価格なので比較になりません。
「200GTt」の419万円と「マークX3.5L」の385万円。
この差を埋める値引き額を期待して交渉にあたります。
マツダ アテンザセダンXD
3.5Lを上回る動力性能が魅力のクリーンディーゼル車
2.5Lガソリンエンジンを搭載するグレードもある「アテンザセダン」ですが、「マークX」の3.5L車を凌ぐ420k・mというトルクを誇るディーゼルエンジン搭載車「XD」は大きな魅力です。
価格も「マークX」と十分に対抗できて、割高なイメージのクリーンディーゼル車も「マークX」の2.5L車並みですから、燃費と燃料代の安さを考えるとお買い得感があります。
値引きはマツダの値引きゼロ対策の中心車種のため望めませんが、そのかわりクリーンディーゼル補助金が戻ります。
マークXの保険料
ダイレクト型(通販型)自動車保険の大きな魅力は保険料の安さですが、注意すべき点もあります。
代理店型であれば、希望を伝えるだけで、担当者が家族構成や車の乗り方に合わせて適切な補償を提案してくれますが、ダイレクト型の場合は自動車保険の補償内容を自分自身で考え、決めていかなければならないのが基本です。
ダイレクト型自動車保険への加入を検討する場合は、補償の意味をしっかりと理解することから始めましょう。
また、自分ひとりで補償内容を決めるのは不安だったり、必要な補償を確認したい場合には画面を見ながら電話で相談できる保険会社もあるので積極的に利用しましょう。
※保険料率が記載されている場合は記事作成時点での参考資料であり、料率が見直されている可能性があります。
マークXの車両概要
2016年11月。
現行モデルのマークXは、2009年の発売から7年目を迎え大幅なマイナーチェンジが行われました。
改良されたのは主にフロントフェイスで、下側のグリルからサイドに張り出したバンパー&ロアグリルと複雑な印象のアッパーグリルに切れ長のヘッドライトを組み合わせ、リヤコンビネーションランプもフロントとの一体感を出しています。
ミリ波レーダーと単眼カメラの2つのセンサーを採用した衝突回避支援パッケージ「 トヨタセフティーセンス P」を全車に標準装備したこともマイナーチェンジでの大きな変更点になります。
また、グレード体系も見直され、標準タイプとなる「G」グレードに、新たにスポーツグレードの「250S/S Four」と「250RDS」と「350RDS」が加わっています。
スペック表
2.5 | 3.5 | |
---|---|---|
車両価格(円) | 2,656,800~ | 3,850,200 |
JC08モード燃費 | 10.6~11.8 | 10.0 |
全長 全幅 全高(㎜) |
4,770 1,795 1,435~1,445 |
4,770 1,795 1,435 |
室内長 室内幅 室内高(㎜) |
1,975 1,500 1,170 |
1,975 1,500 1,170 |
ホイールベース(㎜) | 2,850 | 2,850 |
エンジン型式 排気量 |
V型6気筒・2,499 | V型6気筒・3,456 |
最高出力 kw(ps/rpm) |
149(203)/6,400 | 234(318)/6,400 |
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) |
242(24.8)/4,800 | 380(38.7)/4,600 |
駆動方式 | 2WD 4WD | 2WD |
車両重量(㎏) | 1,510~1,570 | 1560 |
ミッション | 6 Super ECT | 6 Super ECT |